抽象度を上げるコツ
問題解決の現場に身を置いていると、非常に抽象度の高い思考を駆使して多角的に問題を捉え、的確に解決策を満ちだせる人と、目の前の細かな出来事にとらわれて全体的な視点を欠いてしまい、部分的な解決策しか見出せない人がいることに気付きます。
抽象度の高い思考をされている方をよく観察すると、意識的にも無意識的にもある一定の「フレームワーク」を駆使して抽象度を上げる思考をされているようです。
そのそれぞれの方が持っているフレームワークを、さらに抽象度を上げてパターン化してみると、4W2Hで抽象度を上げていることに気がつきます。
ここで「4W2H? 5W1Hの間違いじゃないの?」っと思われた方がいるかもしれません。
5W1Hはご存知のとおり、WHY / WHAT / WHEN / WHO / WHERE /HOW の5つですね。
4W2Hというのは、特に問題解決のシーンで重要になるものをこの中から抜き取り、WHAT / WHEN / WHO / WHERE / HOW TO /HOW MUCH の視点で具体化していくものです。
ここであえて「具体化」と書きました。 具体化は抽象化の対義語ですね・・・
一般的なビジネス書だと、4W2Hとか5W1Hというのは、頭の中にもやぁ~っとある抽象的なものを掘り下げて「具体化」していくためのツール、フレームワークとして用いる方法が書かれています。
しかし、この4W2Hは具体化だけではなく、抽象化のツールとしてもすごく役立つフレームワークなのです。
WHOは人間属性で、WHEREは土地属性で、WHENは時間属性で抽象度を上げていくということです。
例えば人間属性の抽象度を上げると、○○課の▲▲さんから○○課、□□部、○○株式会社、○○業界という感じで抽象度を上げていきます。
時間属性だと、半年後、1年後、3年後、5年後を意識する、もしくは過去半年はどうだったのか、1年はどうだったのか、3年は同だったのかと時間軸で抽象度を上げていくということです。
こういった抽象思考を無意識にされている方は、問題の本質を捉えるのが早く、結果的に効果的な解決策を提示できる確率が飛躍的に高まります。
解決策の思案に行き詰ったときには、このように抽象度を上げるとうまくいくことが多いです。
その時にひとつ注意があります。
それは徹底的にリラックスすることです。
抽象思考というのは、脳がコンフォートゾーン、つまり脳が心地のいい状態にあるときにこそできるものです。
人間は、脳が緊張状態にあるときにはIQが下がり、抽象思考がでいません。
例えば車の運転をすると、人が変わったように乱暴な言葉を発したり、荒っぽい行動になったりする人がいます。
これは「車の運転」という非常に緊張を伴う状況下におかれた結果、IQが下がってしまい、人間の原始的な行動が表に出ているいるということなのです。
問題解決策を考えるときには、自分が心からリラックスできる環境の中で、この4W2Hのフレームワークを使って抽象思考をすることをオススメします。
そうそう!
傍らにマインドマップを描くためのペンとスケッチブックをお忘れなく!!
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